
日本の主力大型ロケット「H3」6号機が12日午前9時53分、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げられた。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は打ち上げから約15分後、第2段機体の予定軌道への投入に成功したと発表し、相乗りの小型衛星6基の分離を開始したことを確認した。昨年12月に8号機が失敗して以来約半年ぶりの打ち上げであり、日本の宇宙輸送の信頼回復につながると期待されている。
6号機は標準型とは異なる新形態で、補助エンジンを省略した構成が特徴だ。コスト低減を図り、衛星打ち上げ受注の拡大を目指すこの仕様の初飛行であり、上昇後は順調に飛行し、模擬衛星を搭載した第2段機体を軌道に投入した。
日本の安全保障上重要な衛星を打ち上げる基幹ロケットのうち、小型の「イプシロンS」はエンジン燃焼試験の爆発事故で開発が難航し、打ち上げの見通しが立っていない。一方、大型のH3は8号機の失敗により原因究明と対策が必要となり、約半年間にわたり打ち上げ空白が続いていた。
今回の6号機打ち上げは、日本の宇宙輸送の再起と低コスト化の実現を同時に目指す挑戦であり、成功はH3の信頼回復に向けて極めて重要な一歩となった。
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