NHK会長の井上樹彦さんが振り返る「笑わん殿下」河本敏夫との日々

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Kenji Watanabe
経済 - 03 May 2026

自民党・河本派から海部俊樹首相が誕生した平成元年、NHKの政治部記者として同派を担当していたのが、今年1月にNHK会長に就任した井上樹彦さん(68)だ。河本派の領袖だった河本敏夫さんは、明治生まれの気骨ある政治家として、井上さんに深い印象を残した。公共放送を率いる立場になった井上さんが、河本さんの謦咳に接した思い出を振り返る。

河本さんはきまじめで、右顧左眄を嫌う人だった。「笑わん殿下」という愛称が付くほどで、記者からすると手ごわい存在だった。だから河本派の担当記者もあまり自宅に夜回りに行かなかったが、井上さんは結構行き、1時間ぐらい2人で話したという。

政治記者が持っている裏話のような情報には河本さんは関心がなかった。正攻法で、冷戦終結前夜の旧ソ連経済について問うと「ソ連には資源は十分にあるが、それを必要な場所に運ぶ流通があまりに脆弱で、いずれ経済は破綻するだろう」と答えた。三光汽船の社長を務めた海運王らしい、的確な分析と見通しだった。

河本さんは新聞をよく読んでいて、公開情報だけで世の中の状況をつかみ、大局の判断もできた。井上さんは河本さんと話していて、マスコミの仕事として正確で深く、多角的な情報を出すことが重要だと痛感したという。

河本派は、ロッキード事件当時の首相だった三木武夫さんの三木派を継いだ派閥で、竹下派、中曽根派などの5大派閥の中では最少の約30人が所属していた。事務所は東京・永田町の自民党本部から少し離れた、千代田区三番町にあった。

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、産経新聞の記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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