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4日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は大幅続落し、指標の米国産標準油種(WTI)の9月渡しが前日比4.57ドル安の1バレル=75.77ドルで取引を終えた。終値としては約1カ月ぶりの安値水準となった。
中東情勢の緊張緩和への期待感を背景に供給不安が和らぎ、売り注文が続いた。市場では、イランと米国の対立激化によるホルムズ海峡封鎖リスクが後退したとの見方が広がった。
材料視されたのは、ベセント米財務長官が4日、ホルムズ海峡の開放に向けたイランとの合意が近く成立する可能性があるとの見通しを示したことだ。長官の発言を受け、原油相場は売り優勢の展開となった。
ホルムズ海峡は世界の原油輸送の約3分の1が通過する戦略的な要所。イランと米国の対立が深まれば、同海峡の閉鎖による供給途絶リスクが意識されていた。合意への期待はこうした懸念を和らげる材料となった。
市場関係者は「合意が実現するかは依然不透明で、交渉の進展次第では変動が大きい」と指摘する。需給動向に加え、中東情勢に関する新たな発言や指標にも注意が必要だ。(共同)