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回転ずし大手「スシロー」を展開するフード&ライフカンパニーズは7日、テイクアウト専門店「京樽」を運営する子会社の京樽(東京都中央区)を、和食レストラン「和食さと」を展開するSRSホールディングス(HD)に9月1日付で譲渡すると発表した。譲渡額は37億4500万円を予定し、「スシロー事業へ経営資源を重点的に投下する」と説明している。
京樽は昭和7(1932)年、京都・河原町で割烹料理店として創業し、昭和13(1938)年に東京・日本橋人形町に料亭「京樽」を開業した。戦後の昭和27(1952)年に東京・上野にテイクアウト店1号店を出店し、名物「茶きん鮨」などを中心に中食ビジネスの基盤を築いた。昭和59(1984)年には東証1部に上場した。
しかし、バブル期の過度な不動産投資や本業の競争激化などで平成9(1997)年に会社更生法の適用を申請。直後に再建に向けた新たな柱として回転ずし「海鮮三崎港」をオープンした。
吉野家ホールディングス(HD)が経営に参加した後、平成23(2011)年に完全子会社化した。だが、新型コロナウイルスの感染拡大を機に客足が落ち込み、令和3(2021)年にフード&ライフカンパニーズに買収されていた。
今回の譲渡で、フード&ライフカンパニーズは「京樽」を手放し、成長が見込める回転ずし事業に経営資源を集中させる方針を明確にした。買い手のSRS HDは、和食レストラン「和食さと」に加え、テイクアウトの「京樽」を傘下に収めることになる。