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秋葉原に本拠を置く中小企業サンコーは、奇抜なアイデアの製品でSNSを中心に話題を集める存在だ。しかし、その話題性が必ずしも売上につながるわけではない。
実際、同社の製品の中にはSNSで99万インプレッションを獲得しながら、販売数がわずか1個にとどまった食洗機も存在する。いったいなぜ、これほど注目された商品が売れなかったのか。
SNSでバズることと、実際に購入されることの間には大きな隔たりがある。好奇心を刺激するだけの製品は「面白い」と拡散されても、購入ボタンを押すまでの決め手を欠くことが多い。
サンコーはこうした「ニッチに攻めすぎた迷品」を数多く生み出してきた。尖った機能やユニークなデザインは話題になる一方、実用性や価格帯で多くのユーザーのニーズから外れてしまうケースが目立つ。
では、ヒット商品と迷走商品の分かれ目はどこにあるのか。鍵を握るのは、話題性だけでなく、日常生活における具体的な課題を解決しているかどうかだ。サンコーのヒットとしくじりの裏側には、ユーザー視点の徹底度合いの違いが見えてくる。