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LOS ANGELES, UNITED STATES – JUNE 15: Team of Iran pose prior of the 2026 FIFA World Cup First Stage Group G match between IR Iran and New Zealand at the Los Angeles Stadium (SoFi Stadium) in Inglewood, California, United States on June 15, 2026. (Photo by Tayfun Coskun/Anadolu via Getty Images)2026年北中米ワールドカップ(W杯)に出場しているイラン代表が、大会中に移動の自由を不当に制限されているとして、国際サッカー連盟(FIFA)に対して正式な抗議手続きに入ったことが明らかになった。19日、英公共放送BBCが報じた内容を総合すると、同国サッカー連盟(FFIRI)は「全参加チームに平等な条件を提供するというFIFAの原則が損なわれている」と主張している。
4大会連続7度目のW杯出場となるイランは、極めて厳しい政治的・外交的な背景を抱えながら今大会に臨んでいる。開催国の一つである米国と、中東の対立国イスラエルによる軍事作戦の標的となる懸念が浮上し、一時は出場辞退の可能性さえ取り沙汰された。最終的にベースキャンプ地をメキシコに変更して乗り切ったものの、一部スタッフへのビザ不発給や、FIFAからのチケット割り当ての取り消しなど、大会前から様々な障害が続いている。
現地時間15日、カリフォルニアで行われたグループG第1節では、ニュージーランドを相手に2度追い付く粘りを見せ、2-2のドローで勝ち点1を獲得した。しかし試合直後、イラン代表チームには即時の米国国外退去が命じられた。アミール・ガレノエイ監督は「回復の時間すら与えられなかった。このW杯で最も不当な扱いを受けているのは我々のチームだ」と声を荒げ、主将のメフディ・タレミも「FIFAはもっと積極的に支援すべきだ」と訴えた。
FFIRIの声明によれば、イラン代表は最適な技術的・身体的準備を整えるため、各試合の2日前に開催都市に入り、試合翌日にベースキャンプ地へ戻るスケジュールを希望している。しかし、ニュージーランド戦ではこの要請が却否され、現地時間21日に迫ったベルギー戦を前にしても同様の制約が継続しているという。チーム関係者によれば、移動や宿泊の調整が直前まで確定せず、選手のコンディション管理に深刻な影響が出ている。
FFIRIは「渡航制限が準備過程に悪影響を及ぼす恐れがある」として、正式ルートを通じた抗議を発表。イラン代表は21日にロサンゼルスでベルギーと対戦し、5日後にはシアトルでエジプトとの第3戦を迎える。政治的な緊張が色濃く反映された今回の措置が、FIFAの裁定によって改善されるかどうか、注目が集まっている。