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米宇宙開発企業スペースXが4日発表した2026年4~6月期決算は、純損益が5億4100万ドル(約850億円)の赤字だった。前年同期は10億800万ドルの赤字で、赤字幅は縮小した。6月に世界で過去最大の新規株式公開(IPO)を行ってから初めての決算発表となる。
売上高は前年同期比92%増の78億1400万ドルに拡大した。本業のもうけを示す営業損益は1億4300万ドルの赤字(前年同期は9億7000万ドルの赤字)だった。衛星通信サービス「スターリンク」が好調だったものの、人工知能(AI)や宇宙事業の開発費などが損益を圧迫した。
スターリンクの契約者は個人と企業、政府のいずれも伸び、前年同期からほぼ倍増の1200万契約になった。通信事業の売上高は66%増の42億9100万ドルと全体の半分超を占め、営業利益は79%増の16億5600万ドルに上った。
一方、AI事業はモデルの開発やデータセンターへの投資が負担となり、大型宇宙船「スターシップ」の研究開発を進める宇宙事業も営業赤字だった。
今回の決算は、成長分野への積極投資が当面の収益を圧迫する構図を浮き彫りにした。将来の成長に向けた投資と収益改善の両立が課題となる。(共同)