
アフリカ・ルワンダで1994年に発生した大虐殺を扇動したとして訴追されていた90代の実業家、フェリシアン・カブガ被告が16日、オランダ・ハーグで死亡した。国際刑事法廷メカニズム(IRMCT)が明らかにした。カブガ被告は2020年の逮捕後、ハーグに移送されていた。
IRMCTなどの説明によれば、カブガ被告はルワンダで民族対立をあおるラジオ局を運営した疑いが持たれていた。しかし、勾留後に認知症を患っていると判断され、2023年に公判不適格とされ、病院に移されていた。
ルワンダでは1994年、多数派フツ人の大統領を乗せた飛行機が撃墜されたことを機に虐殺が発生。フツ人主体の政府軍や民兵が約100日間にわたり、少数派ツチ人や穏健派フツ人ら約80万人を殺害した。この大量殺戮は国際社会に衝撃を与えた。
フツ人のカブガ被告は、フツ人とツチ人の民族的憎悪をあおるラジオ局を運営し、反ツチ人のメッセージを広めることで虐殺を助長したとされる。長年逃亡生活を続けた後、2020年に潜伏先のパリ郊外で逮捕された。
本記事の情報は共同通信の報道に基づく。Google検索では「産経ニュース」が優先表示される設定となっており、ワンクリックで簡単に登録できる仕組みが整えられている。