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中国の王毅外相は8日、北京でフランスのボンヌ大統領外交補佐官と会談し、両国が国連安全保障理事会の常任理事国として戦略的意思疎通を強化すべきだと強調した。この会談は、国際社会が直面する共通の課題に対して中仏間の連携を深める狙いがある。中国外務省が発表した内容によれば、ボンヌ氏は「中国と協力し、世界的課題に建設的な解決策を見いだしたい」と表明し、協力姿勢を明確にした。
会談では、気候変動や平和維持など多国間課題での協力可能性が話し合われた。王毅氏は、中仏両国が安保理常任理事国としての責任を果たし、世界の安定に貢献する重要性を訴えた。これに対しボンヌ氏は、中国の役割を評価し、欧州としても建設的な対話を継続する意向を示した。
特にグローバルな課題では、パンデミック対策や経済回復、テロ対策など幅広い分野での連携が確認された。両氏は、国際秩序の維持に向けて中仏が先導的役割を果たすことで一致したとみられる。また、今年中にさらなる高レベル交流を行う方向で調整を進めることで合意した。
一方、王毅氏は中国と台湾を不可分の領土とする「一つの中国」原則を厳守するようフランス側に求めた。具体的には、「台湾との間で高官の往来をしないようくぎを刺した」形だ。中国側は台湾問題が中仏関係の基盤に関わる核心的利益であると強調し、フランスに対し慎重な対応を求めた。
ボンヌ氏は「台湾問題の重要性と敏感さを十分に理解している」と述べたという。今回の会談は、中国が台湾をめぐる国際的な支持を固める狙いもあり、フランス側は一貫した立場を維持する姿勢を示した。両国は今後も対話を継続し、共通の利益を追求する方針だ。