“今”を動かす力とは何か? 三菱ふそうが示す物流の次の一手

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Haruki Sato
自動車 - 08 6月 2026

「ジャパントラックショー2026」(5月14~16日/パシフィコ横浜)に出展した三菱ふそうは、新型『キャンター』をはじめ、フラッグシップの大型トラック『スーパーグレード』、『eキャンター』、水素燃料トラックなどを提案するブースを展開した。

カーボンニュートラルやコスト高、労働力不足など数々の難問に直面し変革を迫られる物流業界。三菱ふそうは同ショーで「ともに走り、今を動かす」という出展コンセプトを掲げ、次世代ビークル開発だけでなく、今できることを商品として提案する姿勢を強調した。

その代表例が2026年2月にマイナーチェンジを受けたキャンターだ。EVトラックへのシフトに加え、既存小型トラックの中心車種であるキャンターを進化させることで、同社が考える“今できること”に力を注いだ。

新型キャンターは燃費・走行性能、安全性、快適性の3本柱で進化。特に燃費性能では、大幅改良を施したエンジン(4P10+)が全車で「2025年度重量車燃費基準(JH25モード)」を達成し、一部車種は同基準値+10%を達成した。

燃費向上のため、燃料噴射ノズルを広角度化して燃焼を最適化。パーツをアルミから鉄に変更し熱膨張を抑えることでフリクションロスを低減。さらに可変ジオメトリーターボの制御も変更し、これらの組み合わせで燃費性能を高めた。

空力面では、バンパー周りのグリル部分を変更し、空気の通り道を作るとともに面積を最適化。ドアバイザーの標準装備化でも空力性能を向上させている。

新型キャンターは「十人十色のビジネスに。」というキャッチコピーの通り、労働力不足が叫ばれる物流業界において女性ドライバーや経験の浅いドライバーにも使いやすいトラックを目指した。

コクピットは電動パーキングブレーキ(EPB)やステアリングスイッチ、10インチモニター、液晶メーターを採用。EPBは坂道でドアを開けると自動ブレーキがかかる構造で、幅広い層が安心して使える。

安全性では、左折時の巻き込みを防ぐアクティブ・サイドガード・アシスト1.0や、衝突被害軽減ブレーキのアクティブ・ブレーキ・アシスト5を装備。経験の浅いドライバーをサポートする安全機能が充実している。

また、スポーツ・ライフスタイルブランドNew Era®とのコラボレーションも注目だ。ブースにはコラボ記念の特別仕様キャンターを展示し、キャップが当たる見積キャンペーンを実施。三菱ふそうショップではアパレルなどのコラボ製品を販売している。

このコラボはトラックの認知度向上に加え、物流業界への興味関心を高め、リクルートにつなげる業界活性化の新しい取り組みとなっている。

三菱ふそうブースにはニューエラコラボ車に加え、フラッグシップの大型トラック・スーパーグレートも展示。1996年デビューから30周年を迎え、新たな起点となる年だ。

スーパーグレートが長く評価されてきた理由を、同社は「時代に合わせた進化」と表現。2000年代以降は自動運転レベル2の搭載など、ドライバーのニーズに応え続けてきた。

ブースに並んだのは復活したセミトラクタ型のスーパーグレート。待望のモデルだけに運転席への試乗体験には長蛇の列ができた。

その隣では6R30エンジンのカットモデルが展示され、多くの来場者が担当技術者に質問を投げかけていた。6R10、6R20と進化してきたシリーズの最新型で、燃費性能向上のために細部を見直している。

エンジンオイルは従来の5W-30から0W-20へ変更。油圧コントローラー制御やインジェクター・燃焼室の最適化、ターボ軸受けをプレーンメタルからベアリングに変更するなど、ファインチューニングでさらなる燃費アップを実現した。

三菱ふそうは次世代技術の取り組みも加速。EVトラックのeキャンター実績に加え、脱炭素化に向けてトラックのEV・FCEV化ビジョンが示された。

小型・中型トラックにはEVが適する一方、大型トラックには水素の利用が柱。ボード展示では水素エンジントラックと液体水素燃料電池トラックを提案。水素エンジンは既存ディーゼルエンジンを約80%活用できるためイニシャルコスト低減が期待される。

EVトラックの充電課題に対しては、駐車スペースに設置するワイヤレス充電システムの実証実験を紹介。拠点に戻って駐車中に充電が完了する手間いらずのシステムだ。

自動運転のロードマップも提示。業界を先んじて実用化したレベル2に加え、完全自動化に向けた開発を積極的に進めている。

物流業界が直面する課題をトラック側から解決する道を探った三菱ふそうブース。出展コンセプト「ともに走り、今を動かす」が示す通り、未来技術だけでなく、今を動かす取り組みに注力する姿勢が伝わってきた。新型キャンターの省燃費化や幅広いドライバー対応、New Eraコラボなど、高品質な製品メーカーに留まらず、物流業界全体を見据えた次の一手を常に考えるメーカーであることが理解できる。

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、Response.jpの記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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