
楽天カードは5月1日、セキュリティ企業のACSiON(アクシオン)と連携し、フィッシング詐欺サイトに楽天IDやパスワード、クレジットカード番号などを入力した疑いがあるユーザーに対して、警告画面を表示する機能を開始した。この取り組みは、増加するフィッシング被害から会員を保護する目的で実施される。
両社は2025年1月から、ACSiONのノウハウを活用し、楽天カードをかたるフィッシングサイトを同社が検知した際、サイト閉鎖を行ってきた。今回の警告機能は、閉鎖に至る前の段階でユーザーに注意を促す新たな対策となる。
またACSiONは2025年3月にグーグル・クラウド・ジャパンと「Web Risk Submission API」を契約。検知したフィッシングサイトをGoogleセーフブラウジングのブロックリストに登録することで、Chromeなどでアクセスしようとしたユーザーに対して、ブラウザから警告画面を表示する仕組みをリリースしている。
楽天カードでは、今回の機能に加えて、従来から不審な取引に対する監視や、会員向けのセキュリティ教育を強化している。同社は「ユーザーが被害に遭う前に、複数の層で防御する体制を整えた」と説明する。
専門家は、フィッシングサイトの手口が年々巧妙化していると指摘。楽天カードは会員に対し、公式サイト以外でIDやパスワードを入力しないよう注意を呼びかけており、今後もACSiONとの協力を拡大する方針を示している。