
立憲民主党の蓮舫参院議員は9日、国会内で記者団の取材に応じ、皇位継承を巡り「立憲民主党はずっと女性天皇、女系天皇を了とする立場だ」と述べ、皇籍離脱した旧11宮家の男系男子を養子に迎える案について慎重な姿勢を示した。「愛子さまへの支持や理解が相当深まっている。今後の安定的な皇位継承を考えるとき、養子よりも優先されるべきものがある」と語った。
養子案について平成17年の皇室典範に関する有識者会議の報告書を挙げて「理解と支持を得られないとされた案だ。どう理解を得るのかは深まらないとの認識で一致している」と語った。
小泉純一郎内閣に設置された有識者会議は17年、女性天皇、「女系天皇」を容認する一方、旧皇族の皇籍復帰について「国民の理解が得られない」と排除する報告書を出している。
立憲民主党はこれまで一貫して、皇室の伝統と国民の理解のバランスを重視する立場を取ってきた。蓮舫氏の発言は、同党内で愛子さまを次期天皇として推す機運が強まっていることを反映したものだ。
今後の皇位継承議論では、政府与党が進める養子案と、国民の間で高まる愛子さま支持の間で調整が難航するとみられる。蓮舫氏は「しっかりした議論を進める必要がある」と述べ、選択肢を限定しない議論の必要性を強調した。