飛鳥・藤原の宮都、VRで地下遺構を可視化 無料アプリ開発

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Aiko Yamamoto
科学 - 06 6月 2026

国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関「イコモス」から世界文化遺産への登録を勧告された「飛鳥・藤原の宮都(きゅうと)」を構成する19資産は、その大部分が地下に遺構を眠らせている。訪問者にその価値を実感してもらうことが大きな課題であり、立地自治体は仮想現実(VR)で飛鳥時代の建物を再現したコンピューターグラフィックス(CG)を表示する無料アプリを開発し、「見える化」に取り組んできた。

奈良県明日香村にある飛鳥宮跡(きゅうせき)は、7世紀に飛鳥浄御原宮など時期の異なる4つの宮殿が置かれた遺跡である。スマートフォンやタブレット端末にあらかじめアプリをダウンロードし、田園風景が広がる現地を歩くと、画面に天武天皇が政治を行った飛鳥浄御原宮時代の正殿などのCGがVRとして浮かび上がる。

同村は、計6資産でこのようなバーチャル体験が可能なアプリを開発した。そのうち4資産ではVRに加え、現実の風景にCGを重ねる拡張現実(AR)も体験できる。

この取り組みは、世界遺産暫定リスト記載前の2005(平成17)年度に川原寺跡から始まり、その後対象を拡大してきた。村世界遺産戦略課の木治準宝(きじのりたか)課長は「見えなければ世界遺産になれないということではないが、当時の様子を知ってもらいたい」と述べ、世界遺産に登録されれば他の資産も追加していきたい意向を示した。

奈良県桜井市の山田寺跡では、市が2022(令和4)年度からVRアプリの運用を開始し、その後ARも追加した。また、694年に宮殿が置かれた藤原宮跡(同県橿原市)では、市が今年3月から同様の取り組みを始め、天皇が儀式を行った大極殿や、現代の国会議事堂に相当する朝堂院をスマートフォンなどで見られるようにした。

国内には、地下に遺構がありながら「見える化」を図った施設を備える世界遺産が他にもある。2015(平成27)年に登録された「明治日本の産業革命遺産」の構成資産であり、「見えない世界遺産」として知られる佐賀市の「三重津(みえつ)海軍所跡」では、地下に幕末の洋式船修理施設の遺構が眠る。隣接する「佐野常民と三重津海軍所跡の歴史館」では、修理施設の一部を再現した原寸大模型を展示するほか、幅約15メートルの大型スクリーンに蒸気軍艦の修復の様子などのCGを映し出している。

2023(令和7)年度の入館者数は約1万8000人に上り、同館の担当者は「『見えない世界遺産』でも、入館者には楽しんでいただいている」と手応えを語っている。

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、産経新聞の記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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