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「クセ活」で広がる天然パーマの魅力 縮毛矯正からの解放と自己肯定の波

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Mika Nakamura
経済 - 20 6月 2026

直毛が普通だと刷り込まれている日本人の髪質だが実はくせ毛も多く、湿気の多い梅雨時は悩みが深まる。縮毛矯正やヘアアイロンで伸ばす時間と費用、髪のダメージに頭を抱える人々の間で、くせ毛を魅力として生かす「クセ活」が共感を呼んでいる。提唱者はカナダ育ちの毛髪診断士、カーリーガール・リン(34)さん。自らの悩みから生み出したメソッドを伝え、ヘアケアブランドも立ち上げた。多様な個性を肯定する姿勢は、同調圧力の強い日本社会に一石を投じている。

リンさんはカメラの前でスタイリングを実演した。ボワーッと膨らむ髪に霧吹きでたっぷり水分を与え、ヘアクリームをなじませ、ジェルを両手でもみ込んで乾かすと毛流れが整ってツヤツヤ、クルン…美しいカールが生まれた。「かわいい!これ、無料の天然パーマ。特権ですよね」。声をあげる記者は硬い直毛のため、ゆるいパーマが欠かせず、うらやましい限りだ。

そんなリンさんも中学生から28歳まで縮毛矯正をかけ続けるほど、くせ毛に強いコンプレックスを抱えていた。「鳥の巣」などと学校でからかわれ、美容室では希望の髪形をむげに却下され、さまざまな屈辱を経験した。しかし社会人になり、自然体を受け入れてくれる変わり者のエンジニアの夫と付き合ったことで「そのまま、自分らしく生きていい」と目覚めた。その象徴が、くせ毛を直すのではなく生かすことだった。だが、日本にはくせ毛のお手入れ方法もヘアケア商品も見当たらなかった。

カナダの美大卒業後、憧れの日本で新卒入社した電通を退社。「グローバルな情報を含めて日本語で届けられる、バイリンガルでくせ毛の自分にしかできない仕事。これがやりたい」と語る。

日本の環境に合った「カーリーガールメソッド」を発信するYouTubeやInstagram活動を令和2年にスタート。その2年後には、くせ毛に特化したヘアケアブランド「カーリーミー」を設立し、さらに翌年「もう天パで悩まない!あなたのクセ毛を魅力に変える方法」(青春出版社)を発行した。

令和6年に法人化し、自身を含めて社員2人の会社は昨年、年商2億円を達成。商品はネット通販中心だが、取り扱う美容室も88店舗に広がっている。Instagramのフォロワーは2万3000人以上。全国各地でくせ毛の女性たちが集うオフ会「くるくるパーティー」が開かれている。

リンさん同様、自己肯定にたどり着く前には理不尽な経験をしたことを吐露する女性も多い。校則違反だと教師に問われ「地毛証明書」提出を求められたが、縮毛矯正をかけたら取り下げられたという本末転倒な生活指導。美容室で「手に負えない」「ひどい髪質ランキング2位」といわれた…などなど。

「ルッキズムや全体との同調を求められる日本社会の窮屈さのなかで、頑張って生きてきたけど、そういうしんどさから解放されたい。くせ毛を前向きに生かして、やっと自分らしくいられるようになったというダイレクトメールが、毎日のように届いています」とリンさんは話す。

くせ毛になる理由のひとつは、毛根を囲む毛包の形が生まれつき曲がっていることによる髪のうねりだ。

「遺伝がとても多いので、親を恨む、子がふびん、という負の感情を持つ人もいます。けれども多様な美しさを認めて、自分を愛し、くせ毛もすてきだねっていう価値観を持てば、それが親子共通の誇らしい個性になる」

リンさんのクセ活コミュニティーの中心は30~50代だが子供も参加しており、くせ毛の女の子を主人公にした絵本を制作中だ。身体的特徴は自己のアイデンティティーでもあり、他者と比べずに受け入れることが自信や主体性を育む第一歩となる。このムーブメントは、くせ毛当事者でなくても刺さる内容だ。

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、産経新聞の記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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