
赤沢亮正経済産業相は31日、4月のナフサ国内生産が前年同月比22.8%減少したことについて、定期修理の集中が原因だとして「(生産設備の)定期修理がその月に集中したのが原因。100%の水準に戻るだろう」との見通しを示した。中東情勢の悪化に伴い備蓄原油の放出を進める鹿児島市のENEOS喜入基地を視察後、記者団の質問に答えた。
同時に、赤沢氏は「国民が不安を持たなきゃいけないような状況が生じているということではない」と述べ、供給への影響を否定した。
視察では、赤沢氏がエネオス関係者らに対し「安定供給に引き続きご協力をお願いしたい」と要請。エネオス側の説明を受けながら、備蓄がパイプラインを通り停泊中のタンカーに積み込まれる様子を見学した。
資源エネルギー庁によると、同基地では今年3月下旬から国家備蓄約100万キロリットルの放出を開始しており、中東情勢の緊迫化に備えた対応を進めている。
赤沢経産相は今回の視察を通じて、エネルギーの安定供給に対する政府の姿勢を改めて示し、今後も備蓄管理体制を強化する方針だ。