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日本のものづくりを支えているのは、長い時間をかけて磨かれた高度な技術である。江戸時代にさかのぼる伝統的な技から現代の革新的な技まで、さまざまな「技」の現場を訪ね、その奥深さを伝えていく。
青森県に豊富に生育するブナの木を有効活用しようと、独自の製法で木工品を手作りしているブランドが「ブナコ」である。製造・販売を手がける同名の会社は、青森県弘前市に拠点を構えている。
ブナの木は水分を多く含むため、一般には家具や建築材には不向きとされている。しかし同社は、60年以上前から培ってきた技術を生かし、ブナの特性を克服するとともに、その素材に新たな付加価値を与えてきた。
そうして生み出される木工品は、独特な曲線美とフォルムを持ち、見る者を魅了している。自然の木質感を生かしながらも、繊細で優美な形に仕上げられた作品は、実用性と芸術性をあわせ持つものとして評価を集めている。
こうした取り組みにより、ブナコはいまや木工品の分野で確固たる地位を築いている。地域に豊かな資源を活用したものづくりを続ける同社の挑戦は、日本の技の新たな可能性を示している。