
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体タイトルマッチが2日夜、東京ドームで行われ、統一王者の井上尚弥(大橋)が挑戦者の中谷潤人(M・T)に判定勝ちし、世界戦28連勝を達成した。この勝利で井上は自身が持つ史上最長の世界戦連勝記録を更新した。
33歳の井上尚は試合前、27連勝で並んでいた歴代記録を更新する一戦として注目を集めていた。序盤から鋭いパンチを繰り出し、中谷を圧倒する場面が目立った。判定は3-0で井上の優勢を認める形となった。
挑戦者の中谷は28歳で、日本男子としては4人目となる4階級制覇を目指してリングに立った。しかし井上の精度の高いコンビネーションに終始苦しめられ、持ち前のスピードを生かせないまま無念の判定負けを喫した。
井上は今回でスーパーバンタム級2戦目となり、階級を上げてなお強さを見せつけた。試合後、井上は「厳しい相手だったが、自分のボクシングができた」と振り返り、中谷は「力不足を痛感した。もっと強くなる」と冷静に語った。
この勝利で井上の次なる防衛戦や、さらなる階級挑戦への期待が高まっている。一方の中谷は今回の敗戦で初黒星を喫したが、今後の再起が注目される。