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奈良県天理市御経野町の旧市立御経野児童館を改修し、来年4月に開業予定の複合施設「e.f.t.カレッジ・オブ・アーツ」の起工式がこのほど行われた。関係者ら約140人が参列し、工事の安全を祈願した。同事業は市と一般社団法人による連携で、教育や児童福祉、文化芸術、地域振興の拠点として活用される。
市が旧児童館の利活用案を公募したところ、不登校や子どもの貧困問題に取り組むミュージシャンで教育者の吉田田タカシ氏が1998年に立ち上げたアートスクール「アトリエe.f.t.」が選ばれた。吉田田氏は一般社団法人「みちをつくる」を設立し、これまで大阪市と生駒市にあった2拠点を天理市に移転する。改修費や運営費には、ガバメントクラウドファンディング(GCF)などで集まった約3億円が充てられる。
敷地面積は約3700平方メートル。かつてグラウンドだった場所は森として地域住民に開放される一方、体育館と事務棟はアトリエやアートスクール、カフェが併設する複合施設に生まれ変わる。
体育館で開かれた起工式には、関係者約140人が参加。ひとり親家庭を支援する認定NPO法人「おてらおやつクラブ」代表で、田原本町・安養寺住職の松島靖朗氏が工事の安全を祈願して読経し、吉田田氏らがくわ入れを行った。
吉田田氏はあいさつで、「芸術などの取り組みを通して、一人一人がもっと楽しく幸せになれるよう、地域の人とともに教育を変えていきたい」と抱負を語った。