t>

米南部ジョージア州の連邦地裁は30日、2024年に発生した高校銃撃事件で4人が死亡したことを受け、実行犯である元生徒(16)に銃を提供した父親(55)に対し、禁錮15年の判決を言い渡した。この判決は米メディアを通じて報じられ、親の刑事責任を問う異例のケースとして注目されている。
父親は、殺傷能力の高いライフル銃をクリスマスプレゼントとして当時14歳の息子に贈与。その後、少年の精神状態が悪化している兆候を認識しながらも、銃を没収または安全に保管する措置を取らなかったとされる。検察はこの怠慢が事件の直接的な原因となったと主張した。
同地裁は今年3月、父親に対して第2級殺人や過失致死などの罪で有罪評決を下していた。これは親が子どもの犯罪行為に対して刑事責任を問われた米国司法史上でも稀な事例であり、法曹界で議論を呼んでいる。
AP通信によると、米国では子どもが銃を使用して殺人事件を起こした場合、検察当局が親の関与を立証できると判断すれば、親を訴追するケースが近年増加傾向にある。特に銃の安全管理に関する法律の強化が進む中、親の責任範囲が司法の焦点となっている。
実行犯の少年は既に終身刑を言い渡されており、今回の父親の判決により一連の司法手続きは一区切りを迎えた。この事件は米国の銃規制議論や親の監督責任に関する論争に新たな一石を投じるものとして、全米で注目を集めている。