
自民党内で麻生太郎副総裁らが発起人となり、高市早苗首相(総裁)を支持する議員グループ「国力研究会」が発足する。最近、毎日新聞が報じた「焼き魚事件」——高市首相との昼食会で麻生氏が焼き魚に手を付けなかったとする報道——に代表されるように、首相と党側の不協和音を喧伝する報道が相次いだが、このグループ発足は雰囲気を一変させるものといえる。
当初、高市首相周辺は新たなグループの立ち上げについて「派閥活動とみられる」として消極的だった。2月の衆院選での大勝を受けて、首相はこのまま来年秋の総裁選での無投票再選を狙っていた。
ベテラン政治ジャーナリストの後藤謙次氏は、9日付の「ダイヤモンド・オンライン」の連載『永田町ライヴ!』で、高市首相が4月17日午後、東京・永田町の自民党本部2階にある事務総長の元宿仁氏のところに立ち寄ったことを紹介した。
そのうえで、自民党内で武田良太元総務相や石井準一参院幹事長らのグループが相次いで誕生したことに触れ、後藤氏は次のように結論づけた。「高市の突然の元宿訪問は、高市が手の届かない場所で始まった不穏な党内の変調に気付き、全てを知る元宿の感触を探りに来たというのが最も妥当な解釈ではないか。自民党の柱が軋(きし)む音が聞こえ始めた」
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