t>

地球外の知的生命を探す探査プロジェクト「SETI(セチ)」に取り組む国内の天文学者らが4月、日本初の研究組織を設立した。国内外の研究機関に呼びかけ、来年8月には合同探査も計画されている。会長に就任したのは、SETI研究の第一人者として知られる兵庫県立大専任講師の鳴沢真也さん(61)。「宇宙人はいるのか、いないのか」――この壮大な問いに、科学的手法での解明を目指す。
研究機関の名称は「日本SETI研究会」。鳴沢さんは研究会の立ち上げに際し、「地球外の知的生命を知ることは、われわれ人類を見つめ直すことにつながる」と意気込みを語った。
SETIのネットワークは国内ではこれまで発展してこなかったが、世界では早くも1960年に米国立電波天文台が、電波望遠鏡を用いて地球外からの電波を捉えようとする取り組みを開始していた。
1977年8月15日には、米オハイオ州立大の専用アンテナが、宇宙由来と推定される強い電波をいて座方向から受信した。受信はわずか1回で、約72秒間続いた。驚いた観測者がデータに「Wow」と書き記したことから、この信号は「Wowシグナル」と名付けられた。
この電波はいまだ解明には至っていないが、地球外の知的生命からの電波である可能性が高いとされている。