
自分たちで編集しておいて手前みそになるが、正論4月号はお買い得ではないか。憲法改正について保守派の識者・論者58人の考えを一覧にまとめた特集は、憲法をめぐる議論が盛んになることが予想されるいま、絶好の参考になると思われる。
例えばテレビで討論を見ていて、「なぜ、この人はこんな発言をするのか」と疑問を抱いたとき、4月号をめくれば彼の基本的考えを知ることができる。「あの知識人だったら、どう考えるだろう」と思ったら、そのヒントもある。
保守派に賛同する人だけではない。そういう意見が嫌いな人は、憎らしい知識人たちを一網打尽にできるし、関心のない人には、チンプンカンプンな議論を理解するガイド本になる。
本特集は、憲法改正論議が活発化する中で、各識者の立場や主張を整理したものだ。執筆陣は多様な背景を持つ保守派の知識人であり、それぞれの憲法観が明確に示されている。
今後の改正議論において、この一冊が羅針盤となることは間違いない。初めての憲法改正に向けて、国民一人ひとりが考える材料を提供してくれるだろう。