はしか患者急増、昨年の4倍に 感染力はインフルの10倍…GW中の拡大懸念

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Yuki Tanaka
ライフ - 03 May 2026

はしか(麻疹)の患者数が昨年同期の約4倍に急増している。感染力はインフルエンザの10倍とされ、大型連休中の人の移動でさらなる感染拡大が懸念されている。予防にはワクチン接種が有効だが、近年接種率が低下しており、一部の医療機関ではワクチンの入荷遅れも発生している。

「帰国後2週間程度は麻疹発症の可能性を考慮し健康状態に注意してください」。4月30日、羽田空港国際線ターミナルでは入国エリアのモニターに警戒を促すメッセージが表示されていた。今回の感染拡大は海外での流行が国内に及んだ可能性が指摘されている。

国立健康危機管理研究機構によると、今年確認された患者は累計362人(4月19日時点暫定値)。これは直近10年で最多だった令和元年に次ぐ数字だ。

都道府県別では東京が153人で最多。神奈川36人、鹿児島34人、千葉24人、愛知23人、埼玉22人と続き、大都市圏を中心に報告されている。

はしかは空気感染する極めて強い感染力を持つ。基本再生産数はインフルエンザの1.2~2に対し、はしかは12~18と約10倍。マスクや手洗いによる防護も困難だ。

免疫がない人が感染すると10~12日の潜伏期間を経てほぼ100%発症。発熱や発疹のほか、肺炎や脳炎などの合併症で死亡する場合もある。

予防にはワクチン接種が有効。平成12年4月2日以降生まれは1歳と5歳以上7歳未満で計2回の定期接種を受けている。昭和47年10月1日~平成12年4月1日生まれは1回または2回。それ以前の世代は定期接種の対象外だ。

しかし近年は接種率が低下。2回目の接種率は令和6年度に91%まで落ち込み、集団免疫維持に必要な95%を下回っている。厚生労働省が対象者に接種を呼びかけている。

感染急拡大で医療現場ではワクチン供給が追いつかない状況も。「いとう王子神谷内科外科クリニック」(東京都北区)の伊藤博道院長は「受診者が増えている。ワクチンも入荷が遅れており、抗体検査の数値が低い人や、重症化しやすい子供に優先的に接種している」と話した。(星直人、永礼もも香)

今年の患者増加の要因は複数ある。一つは世界的なはしかの流行。途上国を中心にアジアやアフリカ、北米でも広がり、それらの国から持ち込まれた可能性がある。

はしかの感染歴がある高齢者やワクチン2回接種済みの20歳以下は本来免疫があるはずだが、今年は学校での集団感染が発生。これは近年なかった現象だ。

若年層への感染拡大の背景にはワクチン接種率低下がある。ウイルスが国外から持ち込まれても接種率95%以上あれば集団免疫が働くが、直近数年は基準を下回っている。2回接種が済んでいない人は接種を検討すべきだ。

ワクチン在庫の問題もある。子供の接種を確実にし集団免疫を維持するため、大人はやみくもに接種するのではなく、海外渡航者や訪日外国人と接する機会の多い職種に限定するなどの対応が必要だ。(聞き手 星直人)

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、産経新聞の記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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