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イスラエル当局の報道官は9日、サッカー・ワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会の開幕を控え、生成人工知能(AI)で作成されたパレスチナ自治区ガザ住民とイスラム組織ハマスがサッカーの試合で戦う動画を交流サイト(SNS)に投稿した。投稿の狙いは、ハマスを「常に住民を敗者にする」存在として批判することにあるとみられる。
動画は、ガザとみられる場所で住民がスマートフォンでサッカー中継を見る場面から始まる。試合ではハマス側が1点をリードしており、住民側の選手らが反撃を試みる展開が描かれている。
「別の未来チーム」と名付けられた住民側の選手が、ドリブルで敵陣を進み、無人のゴールに同点弾を狙うシュートを放つ。しかし、突如現れたハマス側の選手がこれを阻み、得点は許されない。
動画の中では、イスラエル軍が5月に殺害したハマス軍事部門のトップ2人が「レッドカード」を提示された選手として登場する。イスラエル当局の報道官はSNSへの投稿で「ハマスは住民がガザ地区史上最悪の大惨事から抜け出す機会を奪っている」と主張した。
この動画は、ハマスへの非難を強めるイスラエルのプロパガンダ戦略の一環とみられ、ガザ住民の苦境とハマスの支配を結びつける意図がうかがえる。産経新聞は、この動画が国際社会の注目を集めていると報じている。