t>

イランのアラグチ外相は7日、X(旧ツイッター)に「イスラム教徒が団結して立ち上がれば悪意ある外部勢力に正面から立ち向かうことができる。自分たちだけを頼る時だ」と投稿した。この発言は、米軍拠点を抱えるペルシャ湾岸諸国に対し、米国との決別を訴えたものとみられる。
外相は、外部の力を当てにせず、イスラム教徒が自らの結束を信じるよう求めた。中東情勢が緊迫する中、米国との安保関係を維持する湾岸諸国への痛烈なメッセージになったとの指摘がある。
イランはこれまで米軍への報復攻撃としてサウジアラビアの米軍拠点を標的にしてきた。今回の発言は、米軍駐留依存に警鐘を鳴らし、イスラム諸国の結束を主導する狙いがあるとみられる。
一方、サウジアラビア、トルコ、パキスタンの3カ国は7日、いずれかの国に対する攻撃は全てに対する攻撃と見なすとの規定を盛り込んだ「共同防衛協定」に署名した。相互防衛義務を明確にし、地域の安全保障体制を強化する内容だ。
この協定には、米軍への報復攻撃としてサウジを標的にしてきたイランをけん制する狙いがあるとの見方も出ている。アラグチ氏はこうした動きに反応し、イスラム教徒の団結を呼びかけることで対抗しようとした可能性がある。(共同)