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ロシアの弾道ミサイル攻撃に対するウクライナの防空力が低下している。直近2回の大規模攻撃に際し、ウクライナは弾道ミサイルをそれぞれ1発しか迎撃できなかった。原因は米防空システム「パトリオット」用迎撃ミサイルの不足とされ、ウクライナは米国などに供給拡大を求めている。
ただ、米イランの交戦を背景にパトリオット用ミサイルは世界的にも枯渇しつつあり、ウクライナにとって厳しい状況が続きそうだ。迎撃ミサイルの調達が追いつかなければ、今後さらに大規模な被害が出る恐れもある。
ロシアとウクライナはここ数カ月間、前線での戦闘と並行し、相手国内のエネルギー施設などへの長距離攻撃の応酬を激化。相手の国力を削り、戦闘継続を断念させようとしてきた。
両軍は互いに補給線や防空網の要所を狙う戦術を強化しており、消耗戦の様相を強めている。ウクライナ側は西側からの軍事支援に依存する度合いが高まっているが、供給側の在庫にも限界が出始めている。
戦局が「どちらが先に音を上げるか」といった様相を強める中、防空力の低下はウクライナにとって致命的な弱みともなりかねない。西側諸国が支援を継続できるかどうかが、今後の戦況を左右する重要な要素になりそうだ。