
日本代表のメンターとして、アメリカ・ナッシュビルから日本代表に帯同している南野拓実。自身は昨年12月に負った左ひざ前十字じん帯断裂の影響により選外となったが、全体練習では選手たちとともにランニングやストレッチをこなし、ボール回しでは球出しに徹しながら声でチームを盛り上げている。
森保一監督は「メンタル的なサポートは今、スポーツ界やスポーツ界以外でも取り入れられています。そういった面も長期の大会では必要になってくる。チームで一緒に戦いながら経験を伝えたり、その時の状況に合わせてコミュニケーションを取ってサポートをする。そういった意味では、選手や元選手に来てもらうことがあってもいいかなと思っていました」と以前に語っており、“メンター”の導入は以前から構想していた取り組みであることを明かした。
前回大会ではセルヒオ・アグエロがアルゼンチン代表をサポートし、ともに優勝を果たした実績もある。
10日の練習前には、南野が選手たちに「チャレンジャーの気持ちで挑め」と伝えたことが取材対応から判明した。
伊東純也は「最初は少し笑いを誘いながら、その後はシリアスに話していました。彼の人柄もあって良い感じになっていた」と明かし、鈴木彩艶は南野からの金言を受けて「強豪と戦ってきた時は、常にチャレンジャー精神を持ってやってきたので、そういったところを今大会に生かすことがアジアカップとの違いにはなるのかなと思います。アジアカップではチャレンジャーというよりかは、どちらかというと必ず勝たなければいけないというところがありました。もちろん勝たなければいけないんですけど、チャレンジャー精神を忘れずにやっていきたいと思います」と改めて決意を述べた。
「本来はピッチでやりたかったと思います。そういう思いも背負って、僕らは全力で戦うだけ。立場は違いますけど、日本のためにやるというのは変わっていないですし、同じ目標を持っていい話ができています(堂安律)」。
「彼らの声掛け一つでチームの方向性がまとまったシーンもあるので、チームにすごくポジティブな影響を与えてくれている(上田綺世)」と、サポートプレーヤーとして帯同する吉田麻也の存在も含め、その効果はすでにチーム内に浸透しているようだ。
FIFAワールドカップ2026に臨む26名のメンバーに加え、吉田と南野もまたそれぞれの立場から優勝を目指す日本代表を支える重要な“戦力”となっている。
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