エアコン2027年問題:省エネ基準厳格化で値上がり、賢い買い替えのタイミングは?

1 minutes reading View : 1
アバター画像
Haruki Sato
経済 - 20 5月 2026

エアコンの省エネ基準が厳しくなる「2027年問題」をご存じだろうか。来年4月から基準に満たない安価なエアコンは姿を消し、高性能化による値上がりが予想される。この夏は駆け込み需要も見込まれるが、果たして今のうちに買うのが「お得」なのか。買い替えるなら、いつどんなモデルを選ぶのか、シミュレーションしたほうがよさそうだ。

環境省の調査(令和3年度)によると、家庭で最も消費電力量が多いのはエアコン(14.7%)だ。国は二酸化炭素(CO2)排出量の削減を目指し、家庭用エアコンに対しより厳格な新しい省エネ基準を設定。例えば14畳用(冷房能力4キロワット)ならエネルギー効率が34.7%改善される。9年4月以降はこの新基準を満たさない製品の製造・出荷が事実上できなくなる。これが「エアコン2027年問題」と呼ばれる事象だ。

「エアコンの高性能化が進んで消費電力量が減る半面、新基準を満たさない安価な製品が市場から消え、軒並み価格が高くなることが予想されます」と、IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志さん(54)は説明する。

東京・池袋の駅前にあるヤマダデンキLABI池袋本店。エアコン売り場は昨年よりも平日の客数が増えており、担当の平林良崇さんは「今のうちならどのくらいの価格帯で買えるのかまず知りたい、と来店する人が多い印象」と話す。

4月下旬に「エアコン2027年問題」の掲示が躍る売り場を回った。6畳用は、現行基準のスタンダードモデルが約5万5000円~。新基準を満たしたモデルは約12万円~。省エネ以外の機能も向上するとはいえ、倍以上の開きがあった。

需要が高いリビング向けの14畳用では、現行基準で約19万円の製品が新基準を満たすと約33万円に。差はざっと14万円。小さなエアコンならもう1台買えそうだ。14畳用は現行基準が緩いため、新基準との価格差が大きくなる傾向だという。

「まだエアコンが安いうちに」と買い急ぎたくなるが、それがお得だとはかぎらない。新基準を満たせば消費電力量と電気代が抑えられるからだ。

安蔵さんの試算によると、6~10畳用は現行基準と新基準とで年間の電気代の差は2700~3400円程度。耐用年数(10年)まで使い続けたとしても差は2万7000~3万4000円で、本体価格の差額回収には至らない。

ところが、現行基準が緩い14畳用では電気代の差額が10年で12万円以上になる見込み。「使い方によっては15万円を超える可能性もある」(安蔵さん)といい、これなら新基準による値上がり分と大差ない。機能性が改善されていることも踏まえれば、買い替えにメリットを見いだすことができそうだ。

ヤマダデンキの平林さんは、「今なら低価格から高機能まで豊富な選択肢があります。エアコンの調子が良くないなら、需要が集中する前の5、6月に買い替えを検討することをおすすめします」と話している。(田中万紀)

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、産経新聞の記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
Share Copied