
カゴメは14日、「カゴメトマトケチャップ」の一部商品の外袋を、印刷部分を減らした透明のデザインに切り替えると発表した。5月下旬ごろから順次変更する。背景には中東情勢の悪化があり、外装印刷に使用する白インキの原料供給が不安定になっている事情がある。
変更対象は内容量500グラム、300グラム、180グラムの計3商品。従来は白を下地に赤いトマトのイラストが並ぶデザインだったが、透明部分を設けることでインキ使用量を削減する。従来の外袋に戻す時期は未定としている。
カゴメは「製品を安定的に届けるためのやむを得ない対応であり、理解をお願い申し上げます」とコメント。同社は安定供給を最優先に判断したと説明している。
インキ原料の供給不安定化を巡っては、カルビーも12日、「ポテトチップス」などの主力商品の包装を5月下旬から順次、白黒のシンプルなデザインに変更すると発表しており、食品業界で資材調達の影響が広がっている。
カゴメは今回の措置について、一時的な対応と位置づけており、中東情勢の改善や代替原料の確保が進めば、従来のデザインに戻す可能性があるとしている。消費者に対しては商品の品質に影響がないことを強調している。