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サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会で、日本代表はまたしても「ベスト8の壁」を破れなかった。来年1~2月のアジア・カップ(サウジアラビア)を区切りに、森保一監督からU―21(21歳以下)日本代表を率いる大岩剛監督へと指揮を引き継ぐ異例の体制で、「継承と進化」を目指す一方、日本サッカー協会(JFA)内では世界の主流である「4バック」への回帰を求める声が浮上している。
W杯アジア最終予選や国際親善試合では、日本は3バックをベースに圧倒的な強さを見せた。しかし本大会では両ウイングバックが守備対応に追われる展開が続き、ボールを奪っても効果的な攻撃へつなげられず、主導権を握る時間は限られた。
大会前には三笘薫(ブライトン)が離脱し、大会中には久保建英(レアル・ソシエダード)も負傷。攻撃の核を欠いた影響も小さくなかった。それでもJFA関係者は「守備を固める相手を崩すには、サイドバックの流動性を高めて攻撃の枚数を増やすことが欠かせない。それが際立った大会だった」と指摘する。
北中米大会で3バックを基本布陣としたのは、日本や韓国など8チーム。一方、優勝したスペインを含め、ベスト8進出チームはいずれも4バックを基本としていた。
3バックを主戦術に据えて優勝したのは、2002年日韓大会のブラジル以降見られず、欧州5大リーグでも4バックが主流となっている。