
シカゴ穀物市場は7日の取引で、大豆、トウモロコシ、小麦の主要3品目がそろって下落した。原油先物の急落が代替燃料需要への懸念を広げ、穀物相場全体を押し下げる要因となった。
大豆とトウモロコシは特に原油価格の動向に敏感に反応。WTI原油先物が約3%下落したことを受け、バイオ燃料向け需要が縮小するとの見方が売りを誘った。
加えて、米国中西部の産地ではこのところ良好な天候が続いており、作物の生育が順調に進むとの観測も相場を圧迫。収穫増への期待が投機的な売りを強めた。
小麦は米国産が本格的な収穫期に入ったことで、世界的な供給増加が見込まれた。主要輸出国での豊作が予想され、需給緩和を意識した売りが優勢となった。
市場関係者は「原油安と好天という二重の逆風が穀物相場を直撃した」と指摘。当面はこれらの要因が引き続き重しとなるとの見方が広がっている。