
ジョージア(グルジア)正教会は11日、首都トビリシで拡大教会会議を開き、3月に死去した同正教会トップの総主教、イリヤ2世の後任にシオ総主教代理(57)を選出した。第142代総主教のシオ3世としての即位式が12日、トビリシ郊外の古都ムツヘタの大聖堂で行われる。タス通信などが報じた。
イリヤ2世はソ連時代から約50年にわたり総主教を務め、宗教活動が制限される中で教会の復興に尽力した。シオ3世はその路線を継承する見通しで、教会内では安定した指導力が期待されている。
シオ3世は本名エリズバル・ムジリ。1969年にトビリシで生まれ、トビリシ国立音楽院でチェロ科を修了した後、修道院で見習いを始めた。
ロシアの首都モスクワにある神学アカデミーの通信制などで学んだ後、教会内で司祭や主教、大主教といった要職を歴任した。長年にわたる教会運営の経験を持つ。
高齢で健康不安があったイリヤ2世から2017年11月に総主教代理に任命されていたシオ3世が、今回正式に後継者として選出された。今後の教会運営と国際的な関係構築に注目が集まる。