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米スペースXは現地時間8月4日、上場後初の四半期決算を発表した。売上高は前年同期比でほぼ倍増し、赤字幅も大幅に縮小。全事業部門が市場予想を上回る結果となり、業績面では非の打ちどころがない内容だった。
だが市場の反応は冷ややかだった。時間外取引で株価は急落し、6月の上場直後に記録した高値からほぼ半値の水準にまで沈んだ。好決算にもかかわらず売りが膨らんだ背景には、何があるのか。
市場関係者が指摘するのは、上場時の期待が過熱していたことだ。宇宙輸送や衛星インターネット事業への将来性が評価され、株価は短期間で急騰。その反動で、利益確定売りが出やすくなっていた。
さらに、足元の好業績が将来の成長ペースを保証するわけではないとの見方もある。大型ロケットの開発費や衛星打ち上げ費用などの先行投資が今後も膨らむと予想され、投資家は中長期的な収益性を慎重に見極めようとしている。
スペースXの実力がようやく数値として示されたが、株式市場が問うているのは「次の四半期」の姿だ。業績と株価の乖離が続くなか、投資家の信頼を取り戻せるかが今後の焦点になる。