
ウクライナのゼレンスキー大統領は4月30日、ロシアのプーチン大統領がトランプ米大統領との電話会談で示した一時停戦案について、トランプ氏に詳細を確認すると明らかにした。その上で、ウクライナが求めるのは「長期的な停戦」であると強調し、停戦に応じるかどうかは内容を把握した上で判断する方針を示した。
プーチン氏は29日、トランプ氏との電話会談で、第二次大戦の対ナチス・ドイツ戦勝記念日の軍事パレードが行われる5月9日に合わせて一時停戦する用意があると伝えていた。
ゼレンスキー氏は自身のSNSで、「停戦が軍事パレードが行われる数時間だけのものなのか、それより長期のものなのかをトランプ氏に確認する」と述べ、提案の具体性に疑問を呈した。
一方、クレムリンのペスコフ報道官は4月30日、一時停戦の期間などの詳細は後日発表すると説明。ウクライナ側の反応を待つ考えを示した。また、仮にウクライナが受け入れない場合でも、ロシアは単独で一時停戦を宣言する可能性があると述べた。ロシア国営タス通信が報じた。
ロシアとウクライナは今年4月、昨年に続き東方正教会の復活祭に合わせた一時停戦に合意したが、停戦中に双方が相手側の「停戦違反」を多数報告。復活祭停戦は昨年同様、限定的にしか機能しなかった経緯がある。