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秋田地区で2021年に引退したJR東日本のキハ40系気動車が、タイのバンコク近郊で新たな役割を与えられ復活を遂げました。日本時代の面影を残しながら、現地の通勤需要を支える車両として再び動き出しています。
このキハ40系は、日本では主にローカル線で活躍していましたが、タイに渡り、これまで観光列車として使用されてきた他の中古車両とは一線を画します。タイ国有鉄道は、通勤列車として導入した背景に、コスト削減と既存インフラの有効活用があると説明しています。
通常、日本から輸出される車両は観光目的で改装されることが多い中、キハ40系はあえて手を加えず、通勤用として運用されています。その理由について、専門家は「タイの都市部では老朽化した車両の代替需要が高く、耐久性に優れたキハ40系は通勤路線に最適」と指摘します。
都心への乗り入れが行われない理由は、バンコク中心部の路線が電化されており、気動車の運行に適さないためです。そのため、非電化の郊外路線を中心に、朝夕のラッシュ時に通勤客を運んでいます。この選択は、タイの鉄道網の特性を考慮した現実的な判断です。
日本の中古車両が通勤列車として活用される事例は珍しく、タイの鉄道行政にとって新たなモデルとなる可能性があります。今後も同様の導入が進めば、日本車両の輸出先としてのタイの重要性がさらに増すと期待されます。