
ダイキン工業が12日発表した2026年3月期連結決算は、売上高が前期比5.5%増の5兆150億円、純利益が4.0%増の2752億円となり、いずれも過去最高を記録した。国内外で業務用の大型エアコンの販売が好調に推移したことが業績を押し上げた。
トランプ米政権による高関税政策は、営業利益ベースで約410億円の下押し要因となった。大阪市内で記者会見した竹中直文社長は「価格転嫁とコストダウンで吸収した」と説明し、外部環境の変化に対応したことを強調した。
27年3月期連結業績予想については、売上高が2.7%増の5兆1500億円、純利益が1.0%増の2780億円を見込んでいる。竹中氏は中東情勢の悪化による影響について言及した。
竹中氏は「既に顕在化している影響として(26年4~6月期の営業利益ベースで)約100億円のコストアップだ」と述べ、地政学的リスクが業績に具体的な影響を与えていることを認めた。製品の安定供給に向けて、代替部品の調達などを進める方針を示している。
Google検索で「産経ニュース」を優先表示。ワンクリックで簡単登録