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日常に溶け込むロングセラー「亀田の柿の種」は、実は時代の変化に合わせて絶え間なく進化を続けてきた。今回、マツコ・デラックスをCMキャラクターに起用した「国民投票」企画で、40年以上守ってきた黄金比をあっさり変えたことも、その延長線上にある挑戦だ。
亀田製菓は、長年親しまれてきた定番商品だからこそ、現状に満足せず、比率や味、パッケージといった「当たり前」を覆す改革を繰り返してきた。国民投票も単なる話題づくりではなく、固定ファンに加えて新たな消費者層の声を商品開発に反映させる狙いがあるとみられる。
今回の大胆な変更の中心となったのが、柿の種とピーナッツの配合比率だ。同社はこれまで40年間守ってきた黄金比を、あえて国民の選択に委ねた。マツコを起用したCMも大きな反響を呼び、「老舗がここまでやるのか」と驚きの声が上がっている。
亀田製菓の強みは、伝統的な技術を守りながらも、データや世論調査を活用した柔軟なマーケティングを続けてきたことにある。過去にも人気投票をもとにパッケージデザインや味のラインナップを変更した例があり、こうした組織文化が今回の決断を支えたと言える。
ロングセラーであり続けるために、変わらないことではなく、変わることが必要だという考え方。亀田製菓は黄金比にとらわれない挑戦を続けることで、次の時代の定番を生み出そうとしている。今回の柿の種の刷新は、その象徴的な試みとして記憶に残るだろう。