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参政党の神谷宗幣代表は28日の記者会見で、沖縄県名護市辺野古沖で発生した平和学習中の船2隻転覆事故と、プロ野球・巨人の阿部慎之助前監督の逮捕事件を比較し、社会の対応に強い疑問を呈した。神谷氏は「船に乗せた船長は逮捕もされない一方、教育上の指導が行き過ぎた程度の阿部前監督は逮捕された」と述べ、「非常にアンフェアでアンバランスだ」と訴えた。
この事故では、同志社国際高(京都)の女子生徒ら2人が死亡したが、神谷氏は事件の重大性に鑑み、当局の対応に一貫性がないと指摘。特に、抗議活動に利用された船の船長が処罰されない現状に対し、メディアの報道姿勢も含めて不公平感をあらわにした。
メディアの報道について、神谷氏は「明らかにアンバランスだ。タレントの不祥事やスキャンダルにはやたら時間と紙面を割く」と批判。暴行を受けた娘が「亡くなったわけではない」阿部前監督逮捕のニュースが「世を駆け巡った」のに対し、転覆事故で女子生徒を普天間飛行場の辺野古移設反対のための抗議船に乗せた船長は「国会にも出てこない」と訴えた。
さらに、メディアの報道ぶりには政治信条に応じた差異があるとの見方を示し、「左派の人たちが行ったことに関しては、なるべく取り上げない。保守系がやると叩くという所もある。非常にアンバランスだと思う」と語った。
神谷氏は、同志社国際高の平和学習を教育基本法違反と認定した文部科学省の判断を「支持する」と明言。教育の政治的中立性に関する自身の考えを改めて強調した。
「抗議活動に保守系が『政治を学ぶ』といって学生を呼ぶと大問題になるはず。彼ら(=左派)は自分たちの時は『教育に介入するな』と言うし、保守が入ろうとすると『政治が関わってはいけない』となる。自分たちが入るのはOKで、逆が入ろうとするのはダメ。もう超ダブルスタンダード(二重基準)だ」と批判した。
辺野古転覆事故の背景にある「問題」について、参政党では梅村みずほ参院議員が国会質疑で追及を重ねている。神谷氏は「私からも強くお願いして、やってもらっている。梅村氏が国会でこれだけやるので、(メディアも)取り上げざるを得ない環境になるのに少しは協力できたのではないか」と述べ、「この問題は非常に大事だ。風化せず、コロナのワクチンのようにしつこく何年もかけてでも、やろうと思っている」と決意を示した。