
小野田紀美人工知能(AI)戦略担当相は22日の記者会見で、AIに恋愛感情を抱く事例について質問を受け、自身は「私も2次元しか愛せない人間」だと述べた上で、「間違っているとは言いたくない」と語った。過度な依存への対応については「検討が必要だ」との認識を示した。
会見では記者から、対話型生成AIの利用を通じてAIに恋愛感情を抱く事例や、海外での自殺事例を踏まえ、AIの迎合性や依存リスクへの対応を問う質問が寄せられた。
小野田氏は「対話型生成AIが身近な相談相手として使われ始めている一方で、AIはユーザーに対して迎合的な回答をする傾向があることから、過度な依存や判断のゆがみを生むリスクが懸念されていることは承知している」と述べ、政府として事業者に不適切な出力を抑制させる一方、国民にはAIリテラシーを身につけるよう求めていると説明した。
他方、「自殺幇助はあってはならないと思うが、何に恋愛感情を抱くのかは、なにかこれが間違っている、これは正しいというのを言いたくない」と見解を述べ、「私も2次元しか愛せない人間としては、そこをだめ、なにか間違っているとは言いたくない。あくまで自分がしっかりリテラシーを持って判断するのであれば、何かをとがめるものではないというのはご理解いただきたい」と続けた。
今後の取り組みについては「どのような影響があるかを把握、分析して、諸外国の動向を見つつ、専門家などの意見も聞きながら検討していくことは必要だと認識している」と述べた。