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日産のSUV『テラノ』が、電動化時代の本格SUVとして復活する可能性が出てきた。日産が北京モーターショー2026で公開した『テラノPHEVコンセプト』に基づき、量産モデルのデザインが予想されている。
このコンセプトは、『パトロール』と『エクストレイル』の中間に位置する新型SUVを示唆している。日産は市販化を正式発表していないが、1年以内の登場が有力視され、往年の人気車名「テラノ」復活への関心が高まっている。
デザインは水平基調のスクエアなフォルムが際立つ。フロントにはイルミネーション付き「NISSAN」ロゴを配し、3連の長方形LEDシグネチャーを採用。市販型ではグリルやバンパーが変更される可能性があるが、このライトデザインは新型の象徴になるとみられる。
張り出したフェンダー、厚みのあるバンパー、大径タイヤが力強さを演出する。コンセプトにはルーフラックや補助ランプ、リアキャリアが装備されるが、市販予想CGでは実用性とコストを重視した仕様に調整されている。
パワートレインの詳細は未公表だが、中国向け『フロンティア・プロPHEV』と基本構成を共有する可能性が指摘される。実現すれば1.5リットル直列4気筒ターボと電気モーターを組み合わせ、システム最高出力429hp、最大トルク800Nm級の高性能PHEVになり得る。
注目は三菱の次期『パジェロ』との関係だ。両社はアライアンスの下でSUVと電動車の共同開発を進めており、新型テラノもその流れから生まれる可能性がある。プラットフォームやPHEVシステムを共有すれば、兄弟モデルとして展開されることも考えられる。
兄弟車となる場合でも、キャラクターは明確に分けられそうだ。次期パジェロは本格クロスカントリーSUVとして悪路走破性を重視すると予想される。一方テラノは、PHEVを軸にオンロードの快適性や静粛性、力強い加速を重視したプレミアムSUVという位置付けになりそうだ。
同じ基盤を使いながら異なる性格を与える手法は、アライアンス各社で定着している戦略だ。開発コストを抑えつつ、各自動車メーカーの個性を打ち出せる利点がある。日産と三菱の協業は近年加速しており、本格SUV分野でも技術共有が進む可能性は高い。
日産は市販モデルの投入時期や販売地域を正式に明らかにしていない。しかしテラノPHEVは中国市場に限らず、グローバル展開を視野に入れて開発されているとみられる。日本では『ランドクルーザー』『ジムニー』などの本格SUV人気に加え、PHEVの選択肢も広がっており、導入されれば注目を集めるだろう。
車名や日本導入について日産からの正式発表はまだない。だが、テラノは日産を代表する本格SUVとして親しまれた車名であり、復活すれば大きな話題になることは間違いない。次期パジェロと基本骨格を共有する兄弟車として登場すれば、市場に新たな選択肢が加わる。電動化時代の日産を象徴するSUVとなるのか、今後の動向が注目される。