
不動産業界の闇を描く話題作『正直不動産』第19集第145話では、老夫婦を狙った地上げ屋の衝撃的な手口が明かされる。空き家となった隣地の敷地に池を掘り、ヤブ蚊を大量発生させるという悪質な方法で、住み続けるのが困難な状況に追い込むのだ。このような卑劣な戦術の背後には、土地を安く買い叩こうとする地上げ屋の存在がある。
主人公・永瀬財地は、登坂不動産のエース営業マン。顧客を騙すことも厭わない口八丁営業で、トップの売り上げを誇ってきた。しかし、ある地鎮祭での出来事をきっかけに、嘘が一切つけなくなるという奇妙な体質に変わってしまう。
永瀬は石碑を壊した際の祟りか、それとも単なる心の変化か、真実しか言えなくなる。不動産業界の常識である「真実は千に三つ」という格言を体現する世界で、正直営業しかできなくなった彼は、顧客にも会社にも苦渋の選択を強いられる。
本エピソードでは、建築条件付き土地や任意売却といった専門用語も登場。家という人生最大の買い物にまつわる業界の裏側を、永瀬の葛藤を通じて赤裸々に描く。
ヤブ蚊事件をはじめ、地上げ屋の手口は読者に衝撃を与える。漫画『正直不動産』(小学館)は、不動産取引の現実をリアルに伝える作品として話題を集めており、最新刊はAmazonなどで購入可能だ。