
サワイグループのCEOは、ジェネリック医薬品業界の供給難解消には「30年度までは独立路線歩む」と強調し、190社がひしめく業界は「おのずと淘汰へ」向かうと指摘した。品質不正の相次ぐ発覚で揺れる業界において、大手企業の戦略が注目を集めている。
近年、複数のジェネリック医薬品メーカーで品質不正が発覚し、供給不安が長期化している。これに対し、業界大手の沢井製薬は同業との協業や品目統合、現場改革によって安定供給の実現を目指すが、課題は山積している。
具体的には、生産拠点の集約や工程の標準化を進める一方、他社との連携を強化することで品目ごとの効率的な供給を図る。しかし、現場レベルでの品質管理の徹底には時間とコストがかかり、即効性のある解決策は見えにくい。
CEOは「30年度までの間、自社の技術とブランドを活かした独立路線を堅持する」と宣言。業界再編の機運が高まる中でも、中期的には独自の成長戦略を追求する姿勢を示した。
190社が参入する過当競争市場では、品質基準の厳格化や政府の指導により、小規模企業の撤退や統合が加速すると予想される。CEOは「淘汰は避けられず、生き残った企業が業界の構造を変える」と述べ、長期的な視点での対応を強調した。