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京都市内で飲食店を展開する「スター食堂」が、寺町京極商店街内に洋食店「スター食堂總(そう)本店」(同市中京区)をオープンさせた。創業100年を超える同社が創業の地で約40年ぶりに復活し「原点回帰」を果たした。開業にあたってのレセプションでは、同店でアルバイト経験を持つタレントの木村祐一さん(63)らが祝福に駆けつけた。
同社は大正14(1925)年に創業。洋食を中心に京都の食文化の歴史を紡ぎ、昨年は創業100周年を迎えた。現在は居酒屋や焼き肉店なども含めて同市内に飲食店計約15店舗をチェーン展開している。
總本店は欧州から取り寄せたピザ窯が届かなかったため、予定より約半年遅れで復活オープンした。このほか最新の炭焼きグリルと鉄板で調理し、洋食をお酒とともに楽しむ「大人の洋食屋」を目指す。西村裕行社長は「節目を迎えて原点回帰をした」と意気込む。
オープンにあたって、昭和10年に作成された全56ページの「サービスマニュアル」が公開された。平成7年に同社の元社員が寄贈した貴重な資料で、「スチウ(シチュー)」「ウサギのステーキ」「新聞定食」など当時のメニューが掲載されている。
創業者の西村寅太郎氏が手がけた従業員の心得を読んだ西村社長は、「現代にも十分に通じる内容だった」と感心していた。
開店に合わせて開かれたレセプションには、高校時代にスター食堂でアルバイトをしていたという木村祐一さんと、總本店の壁画を手がけた壁画絵師、木村英輝さんがゲストとして駆け付けた。
祐一さんは高校時代を振り返り「カルボナーラやクロックムッシュなどおしゃれなものを食べ、面白い体験をした」と話し、英輝さんは「学生時代に家族で食べにきた思い出がある」と懐かしんだ。(格清政典、写真も)