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ヘグセス米国防長官は21日の上院歳出委員会公聴会で、対イラン軍事作戦の費用が375億ドル(約6兆1000億円)になるという推計を明らかにした。この金額には9月末までの米兵の給与や装備の運用・維持費が含まれ、5月中旬時点から約85億ドル増加している。戦闘が長期化すれば、さらに費用が膨らむ可能性があると説明した。
公聴会では、トランプ政権が議会に要求した対イラン軍事作戦費用を含む約876億ドルの追加予算が質疑の対象となった。ヘグセス氏はこの追加予算の狙いについて「軍の即応態勢を維持し、緊急時に使用してきた装備を補うための能力の整備を加速する」と述べた。
公聴会に同席した米軍制服組トップのケイン統合参謀本部議長は、空爆だけで対イラン作戦の目的を達成できるかとの質問に「航空戦力には限界がある」と指摘した。地上部隊の派遣については具体的な言及を避けた。
出席した野党民主党の議員からは、対イラン軍事作戦の長期化が米国民の負担を増やしているとして、政権の対応を非難する声が相次いだ。
政権が求める追加予算のうち国防総省向けは約671億ドル。これは2027会計年度(26年10月~27年9月)の予算教書で要望した1兆5000億ドルの国防関連費とは別枠となっている。(共同)