
日系自動車大手3社の中国市場における5月の新車販売が11日、出そろった。ホンダは前年同月比48.7%減の2万8279台と大幅な減少となり、トヨタ自動車と日産自動車もそれぞれ31.7%減、34.9%減と大きく落ち込んだ。イラン情勢の混迷を受けた原油価格の高騰が響き、ガソリン車の販売が冷え込んでいる。
中国自動車工業協会によると、5月の国内新車販売台数は前年同月比20.4%減の170万台。このうちガソリン車は37.5%減の65万台にとどまり、ガソリン車の比率が高い日本勢の苦戦が際立っている。
トヨタ自動車は31.7%減の10万2300台、日産自動車は34.9%減の3万7782台。ホンダの減少率は48.7%と最も大きく、マイナスはトヨタが4カ月連続、日産が2カ月連続、ホンダに至っては28カ月連続となった。
一方、トヨタでは電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)などの電動車が新車販売全体に占める比率が69%にまで伸びている。EVの販売には回復がみられるという。
日系3社はガソリン車需要の減少に直面し、電動車へのシフトを加速しているが、中国市場での競争は一段と激化している。今後のEV回復が各社の販売動向に影響を与えるとみられる。