
福岡県行橋市の山田英俊教育長は11日の市議会本会議で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古沖移設反対運動を支援する「辺野古基金」の賛同団体に、市立小中学校名を冠した県教組の組織が含まれていることについて、「課題を教組側に伝える」と明らかにした。無所属の小坪慎也氏への答弁。
辺野古基金のホームページによると、賛同団体として福岡県教組行橋京都支部の「延永小分会」「行橋南小分会」「今元中分会」「仲津中分会」「長峡中分会」の名前が掲載されている。分会は学校ごとの教職員組合組織で、学校名を冠している。
小坪氏は、辺野古沖で起こった船の転覆事故で死亡した同志社国際高の女子生徒ら2人の事故を受け、2隻を運航した「ヘリ基地反対協議会」に辺野古基金が支援金を贈ったことを指摘。「学校名が入っているのは目立つ」と追及した。
山田教育長は「組合が適法に動いていれば(市教委は)指導する立場にない」と述べた一方で、「学校は地域の中核であり、信頼されるべきものだ。分会名がホームページに出ていることの問題点というか課題について、申し入れをしっかり伝える」と述べた。
工藤政宏市長は「辺野古沖事故を想定して基金に寄付したものではないが、事故に明らかにつながっていると言うこともできる。教育委員会の申し入れの状況を見極めたい」との見解を示した。