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長崎は9日、米国による原爆投下から81年の「原爆の日」を迎え、長崎市松山町の平和公園で「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が営まれた。爆心地に近い同公園には、被爆者や遺族らが参列し、平和への祈りをささげた。
式典で鈴木史朗市長は平和宣言を読み上げ、核兵器は「絶対悪だ」と指摘。その上で、政府に「非核三原則を堅持し、核兵器に頼らない安全保障政策への転換を求める」と迫り、国際社会で核戦争の危険が高まっていると警鐘を鳴らした。
高市早苗首相は式典のあいさつで「わが国は非核三原則を堅持しており、唯一の戦争被爆国の使命として、『核兵器のない世界』の実現に向けた現実的かつ実践的な取り組みを推進している」と話した。
参列者らは原爆がさく裂した午前11時2分、黙とうをささげて犠牲者を悼んだ。式典には98カ国のほか、台湾や欧州連合(EU)などの代表者らが参列した。
長崎市によると、原爆死没者名簿への記載総数は20万人を超えている。核兵器の脅威がなお続く中、被爆地から平和への発信が改めて求められている。