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韓国のプロ野球リーグを運営する韓国野球委員会(KBO)が、ストライクやボールを自動的に判別する「自動ボール判定システム」(ABS)を、来季から1軍の公式戦で導入することを決めた。韓国国内ではABSを既にアマチュア球界で活用。日本球界にもロボット審判が波及するのか注目される。
韓国紙の朝鮮日報(日本語電子版)によると、KBOが10月19日に、ABSを来季から1軍の試合で導入することを発表。同紙によると、ABSは「投球がボールかストライクかを機械が自動的に判定し、審判に信号で伝えるシステム」で、「2020年からフューチャーズ・リーグ(2軍)でテスト採用されており、ボールかストライクかの判定の正確さ、一貫性維持、判定結果が審判に伝えられる時間短縮などで成果を挙げているというのがKBOの説明だ」と報じた。
また、韓国のスポーツ・芸能情報などを扱うサイト「OSEN」(電子版)も「メジャーリーグもまだマイナーリーグでのみでしか実施していないロボット審判を、KBOが先に開始する」と報道。「すべての投手と打者が同じストライクゾーンの判定を適用でき、公正な試合進行が可能になる」と指摘した。
「韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑」の著者で、韓国のプロ野球事情に詳しい室井昌也さんは「韓国プロ野球はリプレー検証も2014年ごろの早い段階から導入している。日本のプロ野球に比べて(韓国プロ野球は)地方での試合開催も少ないため、本拠地の球場で設備を整備しやすい側面もある」と指摘する。
KBOは今回のロボット審判以外にも、既に米大リーグ(MLB)が今季から導入している「ピッチクロック」(投球間の時間制限)を来季から採用することも決定した。
米スポーツ専門局のESPNが今年6月、MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーが2024年から投球の機械判定を導入する意向を持っていることを報道。マイナーリーグでは試験的に運用が行われている。また、今年7月に開かれたプロ野球のオーナー会議では、ピッチクロックについて日本野球機構(NPB)に採用可否の検討を指示した。日本球界でも試合短縮に向けた動きが出始める中、ABS導入によってどれだけの「効果」が生まれるのか、注目を集めそうだ。