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食品消費税「実質ゼロ」検討 政府、スピード重視も財源や農家対応など課題山積

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Aiko Yamamoto
経済 - 27 7月 2026

中低所得者向けの所得連動給付制度が令和11年度に始まるまでの「つなぎ」として、政府は飲食料品の消費税率を1%に引き下げ、残り1%分を現金給付する方向で検討している。レジ改修に時間がかかる「税率ゼロ」を断念し、スピードを優先して「実質ゼロ」の路線に傾いた。しかし、年5兆円規模の代替財源確保や、農家・外食産業の収入減対策など、課題は山積している。

政府は物価高対策として、来年4月から2年間、飲食料品の消費税率を1%に下げる方向で調整中だ。自民党の小野寺五典税調会長は1%への引き下げに加え、1%分の年約6000億円を中低所得者への現金給付に充てる案を主張し、超党派の社会保障国民会議の中間とりまとめ案に盛り込んだ。

高市早苗首相は飲食料品の消費税ゼロを悲願として掲げ、先の衆院選で圧勝劇を演出した。だが国民会議の議論で、税率ゼロへのレジ改修に1年もかかることが判明。一方で1%なら半年で済むとわかり、スピード重視で1%に舵を切った。同時に現金給付で実質ゼロを実現すれば、公約にも沿うと判断したもようだ。

それでも実現は容易ではない。最大の課題は年5兆円規模もの代替財源の確保だ。首相は1月、赤字国債に頼らず、補助金や法人税の租税特別措置の見直し、税外収入の確保などで賄うことに言及。国民会議での検討を求めたが、議論は深まらなかった。

政府・与党は今後、具体化を急ぐが、思うように進むかは見通せていない。政府が今年度末が期限の租特などの存廃について各省庁に自主点検を求めたところ、120件のうち廃止の方向が示されたのは企業の事業再編の優遇措置1件のみ。法人税関連の租特は令和6年度で3兆円規模の〝有望株〟だが、見直しの議論は早くもつまずいた形だ。

高市政権では消費税減税のほか、危機管理・成長投資や防衛費増額といった歳出圧力も強い。金融市場では財政悪化への懸念から円や国債が売られる場面も増えている。「税収が大幅に増えており、歳出削減などと合わせれば問題ない」(与党税調幹部)との声があるが、市場を納得させるには明確な説明が必要だ。

さらに消費税減税で中小農家は売り上げが減る恐れがある。農産物販売で受け取っていた税金相当額が減る一方、農機や肥料の仕入れで支払う税額は変わらないためだ。また税率10%の外食産業も、税率1%の弁当や総菜との価格差が生じ客足は遠のく可能性がある。

野党などは物価上昇が続く中で減税分の値下がりが実現するか疑問を呈する。2年後に税率を8%に戻す際の反発や、駆け込み需要などの混乱を指摘する声も根強い。減税実現に向けては、今後も波乱含みの展開が見込まれる。(久原昂也、中村智隆)

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、産経新聞の記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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