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愛媛県が開発した高級かんきつ「紅プリンセス」の苗木の中国流出疑惑問題で、他にも奈良県開発の高級イチゴ「古都華(ことか)」など約50品種のブランド農産物の苗木や果実が中国や韓国のインターネット通販サイトで販売された可能性があることが25日、農林水産省への取材で分かった。調査は昨年実施。中には品種登録前の段階で流出した品種もあるとみられ、政府は種苗法の改正などで海外への流出防止を強化する方針。
農水省によると、調査は民間に委託して昨年7~9月に実施。中国や韓国の種苗会社の販売サイトを調べたところ、日本で開発されたブランド農産物の新品種と同じ名称、もしくは似た名称の果実や苗木など50品種ほどを確認したという。
紅プリンセスは、中国名で紅プリンセスを意味する「紅公主」など類似名で販売されていた。
輸出業者や農家の間では、品種登録前の段階で第三者に苗木が渡り、海外に流出した可能性が指摘されている。政府は種苗法の改正により、登録品種の海外への持ち出しを禁止する規定を強化し、罰則も適用する方針だ。
農水省は今後も定期的な調査を実施し、流出の実態を把握するとともに、国際的な知的財産権保護の枠組みを活用した対策を検討する。